「報道の自由度ランキング」でワースト2位となった中国。記者に資格試験を課す動きも始まり、報道の自由はますます制限される一方です。
国際NGO「国境なき記者団」が今月発表した「報道の自由度ランキング」。180の国と地域のうち、最下位は北朝鮮。中国はワースト2位の179位でした。ちなみに日本は68位です。
「中国は世界最大のジャーナリストの監獄」
こう指摘された中国。その理由として、▼中国メディアはほぼ国営で、当局が直接管理し、検閲をしていることや、▼現在100人以上のジャーナリストが拘束されていることなどをあげています。
去年末にはカナダ公共放送の記者が中国政府からビザを発給してもらえず、事実上の支局閉鎖に追い込まれました。
デモ参加者
「PCR検査はいらない。自由が欲しい」
中国全土に広がりをみせた新型コロナ政策への抗議デモ、「白紙運動」では。
BBC記者
「領事館に連絡してくれ」
イギリスの記者が一時、警察に拘束される事件も起きています。
「国境なき記者団」の東アジア支部は台湾に拠点を置いて、中国や香港、北朝鮮などの動向をウォッチしています。代表は、「中国の報道の自由がここまで制限されたことはない」と危機感をあらわにします。
「国境なき記者団」 アルビアーニ 東アジア代表
「この10年間、習近平指導部は情報統制システムを構築するために多大な労力を割いてきました」
さらに、最下位の「北朝鮮よりはまし」としながらも、その差がどんどん縮まっていると指摘します。
「国境なき記者団」 アルビアーニ 東アジア代表
「中国は年々孤立し、北朝鮮のような新たな情報のブラックホールになってしまうのではないかと、私たちは本当に心配しているのです」
実際に中国に駐在している記者はどう感じているのでしょうか。報道の自由度ランキング第2位のアイルランドの記者は。
アイルランドの記者
「あなたたち日本メディア含め、多くの外国人特派員が困難に直面しているということはあると思います。中国は全く異なるシステムの場所です」
また、別の記者は。
北京駐在の外国人記者
「中国政府は、自分たちが見せたい中国以外のダークサイドを記者が見ようとすると危害を加えようとする」
中国政府は国内メディアを対象に、7月から記者の資格試験制度を導入すると発表。習近平国家主席の指導思想を徹底するのが狙いとされています。
習近平国家主席
「記者の皆さんが中国各地を歩き、見て、客観的な真実や中国の物語を世界に発信することを歓迎します」
去年の党大会で記者団にこう話しかけた習主席。しかし、その言葉とは裏腹に、中国の報道の自由はますます制限される一方です。
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