1対3で迎えた9回、1アウトから打席にはこの日、ホームランの林。ライデル・マルティネスの156キロを右中間に弾き返し、ツーベースヒット。望みをつなげます。

一発が出れば同点の場面を作りましたが、試合終了。長期遠征後、最初のホームゲームは黒星スタートとなりました。
相手の中日も7連敗中というところもあって、その中で先制点が生まれて、主導権は握ったようには見えたんですが、残念ながら逆転負けとなってしまいました。

23日からライトスタンドには、この “大雲海” の装置(ミストシャワー)が設けられまして、体感温度は3℃くらい涼しく感じるということですけれどもね。試合前やイニング間に、きょうは風向きが南風ということで23日よりコンコースにうまくとどまって、大雲海らしくなるコンディションらしいので、お楽しみいただきたいと思います。
そして、23日は何といっても風にも乗って、よく飛んだら林選手のホームランです。あらためて、どこまで飛んだかというのをマツダスタジアムの様子を見ながら確認したいと思います。

このホームプレートから打ちました。カキーンと高々と舞い上がった打球は風にも乗って、ぐんぐん伸びて、ライトスタンドの2階席の青い看板に当たりました。この看板、2階席は1階席よりもかなり後ろにあるんです。わたし、どれぐらい奥なのか、ちょっとライトスタンドに行って調べてきたんです。ライトスタンド最前列から登っていくと階段17列目と18列目の間あたりの上に2階席の最前列があるんですよ。もともと、ライトポールが100メートルの位置にありますから120メートルぐらいは飛んでいるということになるんです。

もっと詳しく知りたいということで、マツダスタジアムには、いろんな打球などを測定するカメラ「ホークアイ」という最新システムが導入されていまして、その数字を聞いてきました。

結果は、「計測不能」。110メートルちょっとという本来とは違う数字が出るという、やはり2階席に当たるというのが計算に入っていないそうで、ホークアイでも飛距離が確認できないぐらいの予期せぬ特大アーチだったということなんです。打球速度は時速172キロ。今シーズンのカープ選手では3番目に速い打球速度でしたということは言われていました。

24日先発の 九里亜蓮 投手に意気込みを聞いてます。