日本銀行岡山支店は、県内の景気状況に関するリポートを発表しました。「コロナ禍で抑えられていた需要が戻り、緩やかな回復を続けている」としています。
18日に日銀岡山支店が発表した金融経済月報によりますと、岡山県内の個人消費は、「物価上昇の影響を受けつつも、サービス分野を中心に緩やかに回復している」としました。
(日本銀行岡山支店 川本卓司支店長)「5月8日のコロナ感染症の5類移行もありまして、宴会・旅行といった分野でペントアップ需要の顕在化が本格化している」
抑えられていた需要が一気に回復する「ペントアップ需要」により個人消費が回復しているほか、インバウンドについても、今後は中国からの観光客の増加で一段と拡大していくと予測しています。
一方で、先行きについては、海外の経済減速やロシアによるウクライナ侵攻、また人手不足が県内経済に与える影響に注目したいとしています。