山梨県北杜市にある専門学校、県立農林大学校は劇物を含む5種類の農薬が所在不明になっていると発表しました。
県立農林大学校によりますと所在不明になっているのは果樹の病害虫の防除に使う5種類の農薬で、劇物のモスピラン顆粒水溶剤500g1袋のほかアグレプト液剤500mℓ2本。マイコシールド500g2本。モベントフロアブル250mℓ2本。カスケード乳剤250mℓ1本です。

4月28日に殺菌剤のマイコシールドがないことに職員が気付き、5月10日に農薬の保管庫内を改めて確認したところ、5種類の農薬が無くなっていることがわかりました。
その後、ほかの場所での使用や置き忘れの可能性を調べましたが発見できなかったため19日に毒物及び劇物取締法に基づいて北杜警察署に届け出ました。
保管場所には鍵がかけられていて、立ち入りできるのは限られた職員だけだということです。また、第三者が保管庫内に入った形跡は確認できなかったとしています。
大学校は農薬の管理方法の見直しなど再発防止策を検討したいとしています。