55年前に起きた火災をきっかけに年に一度実施されている長崎市の浜市アーケードの防火訓練が22日朝、行われました。

訓練:「火事だ!火事だ!ノズル良し!」

訓練はアーケード内の文房具店1階の冷蔵庫から出火した想定で行われ、従業員や消防隊員らおよそ60人が参加しました。

この訓練は1968年、アーケード内で1日に2件の火災が発生し、14棟が全半焼、31人がケガをしたことをきっかけに行われています。

22日は初期消火や逃げ遅れた人の救出、天井を開放する際の手順などを確認しました。

訓練に参加した従業員:
「すごく大掛かりな訓練で緊張はしたんですけれど、もし実際にあったときは落ち着いて行動ができたらなと思います」

浜市商店連合会 三山 格会長:
「まず火を出さない──そのことが何より大切ですけれども、万が一火が出たときに、お客様や従業員が安全にケガなく避難できることを目指していきたいと思ってます」

参加者らは訓練を通して、店舗間の “協力体制” や “役割分担” を再確認するとともに、防火に対する意識を高めていた様子でした。