G7広島サミットでは、「核兵器のない世界」の実現に向けて取り組むことで一致しましたが、その実現に向けた道筋は見えたのか、現地から中継です。
岸田総理は核廃絶をめぐって「理想には手が届く」と訴えましたが、その具体的な道筋については見えていないのが現状です。
今回のサミットでは、核保有国のアメリカなどG7首脳らが原爆資料館を訪れ、被爆の実相に触れました。
その後の会見で、アメリカのバイデン大統領は「核戦争の悲惨な現実を強く思い知らされた」と話すなど、「核軍縮」に向けた機運を高めるきっかけになったとは言えそうです。
ただ、この間行われた日米の首脳会談でも“核の抑止力が不可欠”との認識を確認するなど、理想と現実にはギャップもあります。
また、「核兵器のない世界」の実現には、核保有国である中国やロシアの協力が必要ですが、サミットでも厳しいロシア制裁の継続を確認するなど、G7と中国・ロシアの対立はますます深まるばかりです。
被爆者のサーロー節子さんは、G7がロシアや中国を非難するばかりで、自分たちの側は核廃絶に向けた新たな策を示さないことを厳しい言葉で批判しました。
G7首脳の原爆資料館訪問やゼレンスキー大統領の来日といった成果をあげ、勢いに乗る岸田総理は、衆議院の解散・総選挙に打って出るのではないかという観測もあがっていますが、今回のサミットで訴えたことをいかに実現していくのか世界が注目しています。
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