「障がいがある人に安心して日常生活を送ってもらおう」と、四国運輸局に今年採用された新入職員らが、実際に体験して学ぶ「バリアフリー研修」が行われました。

「大きく一歩前に、そうそう右に」

視覚障がいの体験をするのも、サポートをするのも、四国運輸局の新規職員です。

公共交通のバリアフリー政策などに関わる職員に、「実際に必要な支援はなにか」考えてもらうための研修です。

(体験者)
「結構怖いですね、急に人が出てきたり」

障害がある人が、電車やバスなどの公共交通機関を利用するときに「どのような不安があるのか」実際に体験します。

同時にサポートも行うことで自らの問題としてとらえる「心のバリアフリー」についても考えます。

(研修を受けた職員)
「実際に体験して『見えない不安な気持ち』が分かったので、寄り添えるような心掛けができたらいいなと」

「声掛けをするとか、そういう『心のバリアフリー』というものはだれでも出来ることだと思うので、そちらも大切にしていかなければならないかなと」


四国運輸局では、今後も研修などを通して、障害者が安心して生活できる「公共交通機関のバリアフリー化」を進めます。