未来を切り開く写真家に贈られる林忠彦賞に選ばれた、新田樹さんの「Sakhalin(サハリン)」の展示が周南市美術博物館で始まりました。

第31回林忠彦賞受賞・新田樹さん「海峡を隔てたサハリンの地でも、日本のことばでものを考え、家庭を築き子どもを育ててこられた朝鮮の方がおられたことを想像していただけたら」


周南市美術博物館で展示が始まったのは、今年、林忠彦賞を受賞した東京都の写真家・新田樹さんの「Sakhalin」です。

賞は、市内出身の写真家林忠彦の業績を後世に伝え、未来を切り開く写真家の発掘を目的としています。

会場には、日露戦争後の1905年から第2次世界大戦終結までの40年間、日本の統治下にあったロシア・サハリン南部で今も暮らす、朝鮮半島や日本の出身者の生活などの写真が展示されています。

会期は今月21日までで、入場は無料です。
あす(5月13日)は新田さんのトークショーも予定されています。