そろそろ時間もないので、太田さんとバッティング練習。
伊東アナ
「難しい。真っすぐ返すのが難しい」
真っすぐ打ち返すことすら、できません。

クリケット元日本代表 太田智樹 さん
「すごく力んでいるので、なるべく力まず。なるべく左手だけでバットを振り抜いて」
そして、ついに…

伊東アナ
「おお、なるほど。これ、楽しい」
太田さん
「そんな感じですね。よくなってきました。前に飛んでいます」
太田さんの打順が近づいてきたので、ラストです。
伊東アナ
「バットをうまく扱えるようになってくると、また喜び・楽しさが」
この日、木村さんと最初から出ていた日本代表の 宮内渉 さんが、人生で初めて100点(センチュリー)をたたき出す快挙。

クリケット日本代表 木村昇吾 さん
「(宮内さんは)初めてだから、めちゃくちゃうれしいと思います」
伊東アナ
「ずっと続けてきて、初めてのセンチュリー。むちゃくちゃ、いいタイミングでわれわれ、来ちゃいましたね」

木村昇吾 さん
「ぼくじゃなくって、すいません」

クリケット日本代表 宮内渉 さん
「本気でクリケットをやっている中で成果が目に見えて出たので自信にもなりますし、がんばりたいなと思える瞬間でしたね」
伊東アナ
「野球も経験されて、クリケットの難しさ・奥深さをどう感じていますか?」
木村昇吾 さん
「むちゃむちゃ、おもしろいですよ。できないことって楽しいじゃないですか。できないことをチャレンジしてできたら成長じゃないですか」

伊東アナ
「あらためて、こういったスポーツができている状況をどう感じていますか?」
クリケット日本代表 木村昇吾 さん
「確かに平和じゃないとできないですし、スポーツって国と国の争いごと、それをなしというか、スポーツはスポーツで。お互い、リスペクトしながら戦うというのがスポーツだと思うので。それが国境を越えて国同士で戦うという意味では、お互いの文化を知るとか交流になると思いますから、いろんなことを知ってもらいたいなと」
伊東平 アナウンサー
この日、キムショーさんのチームは、強豪相手に見事220対213で勝利しました。おじゃましたことがあだにならず、本当にほっと胸をなでおろしました。
クリケットは、「It’s not Cricket」という言葉が「フェアではない」という意味になるほど、公正を重んじるスポーツです。さすが、“紳士の国” イギリスで発祥したスポーツらしく、審判に文句を言うことすら許されないそうです。フェアを重んじるG7広島サミットにふさわしく、今回はクリケットについてお伝えしました。