青森市で用水路に落ちた高齢の女性を救助した親子に青森警察署から感謝状が贈られました。用水路の深さは3メートル、親子のとっさの判断と連携が凍える女性の命を救うことにつながりました。

感謝状が贈られたのは青森市三内の三上さん親子です。

※青森警察署 工藤昭幸署長「あたなの迅速かつ勇気ある行動は他の模範であります」
9日の贈呈式には、三上誠さん(58)と妻の峰子さん(59)が出席しました。
三上さん親子が高齢女性を救助したのは、自宅の裏側を通る用水路。

※今野七海記者「4月8日午後9時20分ごろ駐車場に車を停めた三上さんの息子さんがこちらの用水路から『助けて』というかすかな声を聞きました」

息子の俊也さん(32)が助けを求める声に気付いて110番通報し、誠さんと峰子さんに伝えると、2人はすぐさま用水路に駆け付けました。

※三上誠さん「わたしと家内ふたりで反対側からライトを照らして見たときに、ちょうど2本目のところに、ここから見てちょうど2本目の欄干のところの下に女性の方がうずくまった状態でいた」

深さ3メートルほどの用水路にいたのは高齢の女性。誠さんは、自宅の車庫からはしごを持ってきて用水路に降りました。

※三上誠さん「抱えてはしごにつかまれるかということではしごの方に体を起こしてあげようとしたのですが、体がもう硬直した状態だったので、とにかく体だけ、衣服が濡れているので体を起こしてあげてはしごを支えにして救助を待った」
