いよいよ北アルプスにも春の訪れです。
岐阜県高山市で、登山シーズンの幕開けを告げる「播隆祭(ばんりゅうさい)」が行われました。

「播隆祭」は槍ヶ岳や笠ヶ岳など北アルプスの山々を開いた江戸時代の僧侶・播隆上人(ばんりゅうしょうにん)の功績を称え、登山シーズンの安全を祈願する神事です。

奥飛騨温泉郷の新平湯温泉にある神社では10日午前に神事が行われ、関係者約100人が出席し代表者が玉ぐしを捧げるなどして、シーズン中の山の安全を祈願しました。

続いて、郷土芸能の「鶏芸(とりげい)」などが奉納され、山開きを祝いました。
奥飛騨温泉観光協会によりますと、今シーズン岐阜県側からの北アルプスの登山者は、コロナ禍前の5万人余りを見込んでいます。