
メンバーの2人 興津諒 さんに会って
「ありがとうございます。あのとき、メールをいただきまして」
「興津さんのおかげです」
メンバーのファンという興津さんが、2人に連絡をとったことが始まりでした。
ファゴット奏者 興津諒 さん(神奈川在住)
「(メンバーのインターネット)ラジオを聞き始めて、その中で『全編オーケストラで単独ライブやってみたい』という話があったので、ぼく、実現できるんじゃないかと思って、ラジオに送らせていただいて」
興津さんは、プロの演奏家を集めることと、歌ネタをオーケストラ用に編曲することを買って出たのです。最大の難関となる資金は、メンバーがクラウドファンディングを募り、全国から目標額を上回る500万円近くが集まりました。
興津諒 さん
「音楽とお笑いがかけ合わさったらどうなるのか、その化学反応を楽しみにしていただきたいです」

本番当日―。2人は、直前まで念入りに調整を続けました。
メンバー 潮圭太 さん
「加藤さん、薄明りってやつも見ていいですか」
メンバー 山口提樹 さん
「だいじょうぶそうです。なんとかなりそうです」

壮大なオーケストラの演奏と歌ネタの組み合わせに、満席の会場は冒頭から大きな笑い声。インターネットの同時配信と合わせると、観客およそ1000人の大舞台です。

観客だけでなく、オーケストラも巻き込んで盛り上がりました。

メンバーの2人 メンバーズオーケストラに
「お疲れさまでした」「ありがとうございます」

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第1バイオリン
野尻弥史矢 さん(東京在住)
「一瞬で過ぎたような、すごい楽しいコンサート、ライブでした」

ファゴット奏者 興津諒 さん(神奈川在住)
「本当に全部、1つの空気になって、大盛り上がりになって大興奮でした。本当に楽しかったです」

目指すは「広島から全国区へ」ー。2人は、これからも独自の進化を遂げていくつもりです。

メンバー 山口提樹 さん
「あるときから “場所は関係ない。どこでもいいんだ” みたいな感じに。いつか、広島から輝いてみせるっていう熱いものがありましたね」
メンバー 潮圭太 さん
「『東京に行かないと』という感覚をだいたいの芸人さんが持っているはずなんですけど、そうじゃないのも見せられんかねえっていう感じで…」