青空が広がり過ごしやすい天気の中で、新潟市の『いくとぴあ食花』で花壇に植えられた“花”を一心不乱に抜く人たちの姿がありました…。
花壇に植えられていた「チューリップ」と「ビオラ」を次々と抜いていきます。

決して勝手に抜いているわけではありません!
みなさんは『チューリップ抜き取り隊』なのです。
ゴールデンウィーク期間中『いくとぴあ』では、およそ3万本のチューリップと1万6千本のビオラが咲き誇り、訪れた人たちを魅了していました。

見ごろのピークを過ぎたら、通常は職員が花を抜いて土の中から球根を取り出しますが、何せこれだけの花の量…、大変です。
そこで『いくとぴあ』では、去年からお手伝いも兼ねた“抜き取り体験”を始め、今年はおよそ250人が集まりました。

慣れないチューリップ抜きに悪戦苦闘…?!
【親子でチューリップ抜き取り隊】
「楽しかった!楽しかった!たくさん抜けました。取れました」
「久しぶりのお天気だったし、ゴールデンウィーク中は、田植えや仕事で一緒に子供と過ごす時間が少なかったので、連れてきて良かったなって思います」

【チューリップ抜き取り隊 参加者】
「思った以上にたくさんのチューリップがあって大変ですね。春になったら綺麗な花を咲かせたいと思います」
抜き取り作業はおよそ1時間。
指定された範囲のチューリップ2万本と1万6000本のビオラは、あっという間に抜かれていました。

参加者への“ご褒美”はチューリップの『球根』。
【チューリップ抜き取り隊 参加者】
「おばあちゃんが趣味なんで分けてあげたり、庭に植えようかな。孫たちと分け合って楽しもうかなと」
チューリップの球根は、風通しのいい場所でよく乾かして保管し、秋に植え直すと、春にまた綺麗な花を咲かせてくれるということです。