4年ぶりに開催される催しが多かった今年のゴールデンウイーク。600年の伝統を誇る那覇ハーリーもそのうちの1つでした。泊・那覇・久米が競漕する本バーリーに5連覇をかけて出場した那覇チームに密着しました。

本番10日前。那覇市内の中学校のプールを借りて練習に励んでいたのは、高いチームワークで那覇ハーリー4連覇を達成してきた『ハーリーナーファシンカ』。
新型コロナの影響で3年連続の中止を経て、4年ぶりの開催となった今年は、例年に比べて1か月も早い、3月から練習を開始しました。
厳しい練習を自らに課した那覇シンカには、今年のテーマがありました。

ハーリーナーファシンカ 仲程隊長「今年は『つなぐ』ってなってるんですよ。中学生は旗振り、高校生など若い青年たちがまた一緒にやってきて、600年ある伝統を引き継いで行けたらとても嬉しいです。自分たちは四連覇していて、ぜひこれも繋いでいって五連覇を達成したいと思います」

『伝統』と『連覇』をつなごうと練習に励むメンバーのなかに、特別な思いで臨む2組の親子の姿がありました。高良弘さん、栄舞(えいま)さん親子。父親の弘さんは、那覇ハーリーに関わって30年のベテランです。