4年ぶりとなる愛媛県今治地方の春祭りが3日から始まりました。
今治市内各地では伝統の「継ぎ獅子」が披露され、大勢の見物客を魅了しました。

今治市内の神社ではコロナ禍で春祭りの中止が続いていましたが、3日から4年ぶりに開催されていて、このうち阿方清水天満宮でも、保存会のメンバーが愛媛県の無形民俗文化財に指定されている「継ぎ獅子」を披露しました。

「継ぎ獅子」は人の肩の上に人が立ち、最上段で獅子頭をつけた子どもが舞う伝統芸能で、今治地方で約300年続いています。

「獅子子」と呼ばれる一番上の子どもたちが華麗な舞いを披露すると、見物客から盛んな拍手が送られていました。

阿方清水獅子舞保存会メンバー
「4年ぶりでみんな『やったるぞ』という気持ちで一生懸命やっていると思います」

今治市の春祭りは、4月下旬まで市内各地の神社で行われます。