日本が世界に誇るお酒「日本酒」。この日本酒を詰める瓶がいま全国的に不足し、ピンチに陥っています。この瓶不足は静岡県内の日本酒業界にも大きな打撃となっています。コロナ禍からの回復でお酒を飲む人が増えている中、日本酒業界は瓶の生産が追い付かない「瓶不足」に頭を悩ませています。
静岡市駿河区の酒造会社「駿河酒造場」です。納品された新しい4合瓶ですが、多いときは1日で2,000本以上を洗うといいます。しかし、数か月前から日本酒を詰める瓶が手に入りづらくなったといいます。
<駿河酒造場 萩原大吾専務>
「うちの方も入ってはくるんですがちょっと納期が遅れたり、つめる作業に影響が出たり、2週間とか一部の消費者の方にご迷惑をかけているかな」
一升瓶の出荷本数をみると、2019年は5,000万本近くありましたが、新型コロナの影響を受け、一部工場での生産停止などを理由に2020年、21年は大幅に減少。行動制限が緩和される中、飲食店に賑わいが戻り、2022年は需要が回復しますが、今度は瓶の供給が追いつかなくなくなってしまいました。
<駿河酒造場 萩原大吾専務>
「(瓶の)価格が2倍、3倍と高騰してきているので価格転嫁してかないといけないので申し訳ないなと」
この半年間ですでに2回も仕入れ値が上がり、瓶不足が長期化すれば商品の値上げも検討しなければならないといいます。
静岡市葵区の酒の専門店も瓶不足に危機感を抱いています。
<長島酒店 長島隆博社長>
「普通だったら発注したら翌日に入るものが、(メーカーから)『次いつ出荷できるか分かりません』と言われ、1か月や2か月近くかかることもある」
リサイクル用に空き瓶の回収を積極的に行っています。
<長島酒店 長島隆博社長>
「居酒屋などに卸した一升瓶はほぼ全部回収している。個人のお客様は持ってきてくれる方は1升瓶は10分の1くらい」
先の見えない瓶不足、解決はまだまだ先になりそうです。
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