日本国憲法が施行されてから76年です。北朝鮮のミサイル発射やロシアによるウクライナ侵攻など憲法のあり方を問う出来事が相次ぐ中、憲法を改正すべきかどうか、街の声を聞きました。
憲法記念日、都内で開かれた憲法フォーラム。岸田首相が自民党総裁としてビデオメッセージを寄せました。


岸田首相は来年9月までの党総裁任期中に改憲へ意欲を示しています。

一方、富山県内では、憲法改正に反対する街頭活動が行われました。
街頭演説:「戦争を二度と繰り返さず、平和を永遠のものとするために」

北朝鮮のミサイル発射やロシアによるウクライナ侵攻など、憲法のあり方を問う出来事が相次ぐ中、施行から76年を迎えた憲法はどうあるべきなのか。
JNNの世論調査では憲法を「改正すべき」が48%、「改正すべきでない」が35%でした。

毛田千代丸アナウンサー:「憲法改正すべきかどうか、街の声を聞いてみたいと思います」

どちらでもない・男性:「今の憲法ってGHQが戦後に設定したもので、じゃあ今の令和の時代に即しているものかって言われたらそうじゃない部分もあるのかもしれない。チューニングしていった方がいいんじゃないかと思いつつも具体が出てこないからなかなか賛成とか反対とか言い難い」

賛成・男性:「よく知らないからっていうのもあるけど、いいふうに改正してくれるんやったらいいなかぐらい」「(Q.憲法について考えることあります)全然ない。多分、この日本がまだ平和やからこそ政治に詳しくないってところあるからね」

賛成・男性:「時代も変わってますんで、世界的にみても日本はちょっと立ち遅れているんじゃないかなと」

どちらでもない・男性:「すいません。まだ考えがまとまらなくて。(Q.今けっこう悩みましたけど、どんなことで悩みました)普段からちゃんと考えていないのが今如実に出てしまって非常に申し訳ない。もっと真剣に国民が向き合う問題なんですけど、あまりなんか考える機会がなくて中立にしてしまいました」
反対・男性:「今の平和。平和憲法。いろいろあるでしょうけど、そこはどうしても守りたい。簡単には変えるべきではない」
賛成・女性:「ミサイルいっぱい飛んでくる。いっぱい北朝鮮からミサイルも飛んでくるので、やっぱり自分たちで守る方法を持っていた方がいいかなと思います」
賛成・男性:「憲法9条のところも変えないとなかなか耐えられないんじゃないかな。中国、ロシア、北朝鮮がいるので」
反対・女性:「戦争だけは嫌だから。安倍さんからずっとその路線で突っ走ってるから」
憲法を改正すべきかどうか、富山県内で30人に聞きましたが、「賛成」が19人、「反対」が6人、「どちらでもない」が5人でした。
安全保障環境の激化や同性婚の容認など憲法論議が多様化する中時代に向き合った憲法のあり方について、この機会に改めて考えてみてはいかがでしょうか。