陸上自衛隊のヘリが宮古島の周辺で消息を絶った事故は3日、引き揚げられた機体の輸送の準備が進められています。

「宮古島の平良港です。海底から引き揚げられた機体の確認作業が続いています」(記者報告)

陸上自衛隊のヘリが消息を絶った事故は3日、引き揚げられた機体のさびを防ぐ処理などが停泊中の作業船「航洋丸」の上で行われています。

機体は4日以降、所属の熊本県の分屯地に運ばれる予定で、自衛隊はフライトレコーダーの解析とともに事故原因の解明を進めます。

市民は「(機体が引き揚げられて)ちょっとだけ安心している」「フライトレコーダーを早く分析してほしい。どうしてこうなったか気になってはいる」

一方、現場海域では、作業船「新世丸」による残る機体の一部の引き揚げ作業や、自衛隊によるまだ行方が分からない隊員4人の捜索が続いています。