冷房の使用をなるべく控え、快適な服装で勤務する「クールビズ」クールビズと言うと、「夏」というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、この制度を見直す動きが出てきています。石川県庁では1日から、職員が1年を通じて個人の判断で服装を選択できるようになりました。

午前8時半ごろの県庁の通勤風景を見てみると、1日朝は冷たい風が吹く時間帯もあり、クールビズ初日とはいえジャケットを羽織る人やシャツ1枚で過ごす人など職員の対応は様々でした。

県庁では2003年にクールビズを導入。これまでは実施期間を5月から10月末までに限ってきましたが、今回からは1年を通じてノーネクタイやノージャケットといった働きやすい服装で業務にあたれるようになりました。その狙いについて…。

原敬人事課長
「県庁内は堅苦しいがそうした雰囲気を払しょくして、柔軟な発想、効率的な仕事に結び付ければいいなと」

県職員
「集中しているときや煮詰まった時に首回りが詰まっていないのは快適」
(Q.服装が個人判断になると取り入れてみたいことは?)
「今までと変えるつもりはないが、これまでは冬場にネクタイをつけていたのが今後は楽な服装で仕事ができるのはいいなと思う」

県では公務員としての品位を損なわない程度での、状況に応じた服装選びを呼びかけていて、職員の働きやすい環境整備を通じて業務の効率化に繋げたいとしています。