前の市長の辞職に伴って5月に行われる青森市長選挙について。市長選に立候補を表明している青森商工会議所・副会頭の西秀記氏が1日、5項目の重点政策を発表しました。

西氏は自らの名前になぞらえて、青森市の活性化に向けた重点政策5項目を「西プラン」と題して発表しました。5項目のうち直ちに向き合うべき政策として産学官による「青森市しごと創造会議」の設置と、八甲田山系に計画されている「仮称・みちのく風力発電事業の白紙撤回」の2つを掲げました。このうち「創造会議」の設置は、経済活性化と市民の所得向上を目指します。

※青森市長選に立候補予定 西秀記氏
「さまざまなことをやるために何をしたら良いか専門家も交えて意見交換をしていく。そこには、行政も入りますから、提言とか諮問に対する答申で終わるのではなくて実際に行動に移すところまでやっていけるような組織体にしたい」

また、「みちのく風力発電の白紙撤回」では風力発電所の建設が可能な場所を選定する必要があるとして、青森県に働きかけていく考えを示しました。このほか、閉館する棟方志功記念館の活用や市役所窓口のデジタル化を進めるとしています。

青森市長選には青森市の会社役員・野崎小三郎氏も立候補を表明しています。市長選は5月28日告示、6月4日に投開票が行われます。