太平洋戦争中のアメリカで強制収容された日系人の苦難をしのぶ慰霊祭が、4年ぶりに通常開催されました。

記者
「ここマンザナーで慰霊祭が対面で開催されるのは4年ぶりです。収容所の跡地に、およそ1000人が集まっています」

慰霊祭が開かれたのはカリフォルニア州マンザナーで、太平洋戦争中におよそ1万人の日系人らが強制収容されていました。対面開催は4年ぶりで、若い世代の姿も目立ちました。

祖父母が元収容者の大学生
「対面開催でとてもよかったです。いまだにコミュニティがこんなに強いんだと確認できました」

元収容者 メイ・カケハシさん
「強制収容はどんな国籍の人にも起きてはならないという教訓です」

記憶の伝承が課題となる中、主催者は、関係者と直接交流もできるとして対面開催の意義を強調しました。