静岡県は4月28日、県内の不適切な盛り土163か所の詳しい位置などを公表しました。周辺の住民に注意を促し、さらなる不適切な盛り土を防ぐための異例の対応です。
<県盛土対策課 望月満課長>
「本日(28日午後)2時にホームページにアップしている」
県が公表したのは県内にある不適切な盛り土163か所の地番や盛り土の形態などの情報です。情報の公表によって、周辺の住民への注意を促し、非常時の避難などに役立て、さらなる不適切な盛り土の抑止につなげる目的です。
県によりますと、2021年7月に発生した熱海市の土石流災害後の総点検などで207か所の不適切な盛り土を把握し、そのうち、28日時点で是正が完了していない163か所の公表に踏み切ったということです。
<県盛土対策課 望月満課長>
「県内35市町のうち28市町に不適切盛り土がある。富士山麓周辺に多い」
不適切な盛り土の数は、富士市が最も多く25か所です。次いで、富士宮市で21か所、沼津市で20か所と、富士山周辺に集中しています。
<金原一隆記者>
「水田が広がる沼津市の一本松です。この場所には似つかわしくない大きな山があります。県が違法な盛り土だと指摘した場所です」
沼津市一本松にある不適切な盛り土では2022年8月の雨で土が崩れ、工場のフェンスが壊れました。沼津市が業者に対して繰り返し措置命令を出し、県も行政指導を行っています。
一方、函南町平井では斜面に土を盛る不適切な「腹付(はらづけ)盛土」が発覚しました。県と函南町のどちらも措置命令を出しています。
県は今後も、半年に1回ほど調査を行い、新たに発覚した不適切な盛り土を公表する方針です。
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