新型コロナの感染症法の位置付けが、来月8日から5類に引き下げられることが正式に決まりました。私たちの生活もコロナ前に戻りつつある中で、アクリル板=パーティションの大量廃棄が懸念されています。
東京・新橋にある飲食店。新型コロナの影響は徐々に薄れつつあるといいます。
根室食堂新橋店 平山徳治店長
「きょう、あすは予約で満席状態です」
感染対策を続けてきた店内にも変化が。飛沫防止のパーティションが取り外されていました。
根室食堂新橋店 平山徳治店長
「全てまとめて端に置きっぱなし」
今後これらをどうするか、頭を悩ませています。
根室食堂新橋店 平山徳治店長
「意外と廃棄するの結構な値段なんです。一旦、様子見で置いておこうかなと」
来月8日から、新型コロナの感染症法の位置付けが5類に引き下げられることが正式に決まりました。
これまで推奨されてきた検温やパーティションの設置が事業者の判断になるため、パーティションの“大量廃棄”が懸念されています。
そこで、リサイクルを模索する会社があります。
コロナ禍でパーティションを製造販売してきましたが、今はほとんど需要がなく、こんな問い合わせが増えているといいます。
緑川化成工業 中村剛さん
「(パーティションが)役目を終えた時の処分の問題に差しかかると、問い合わせというのもかなり増えてきているという状況です」
現状ではパーティションを資源として回収する仕組みがありません。そこで、自主的に回収し、リサイクルするというのです。倉庫に行ってみると。
緑川化成工業 中村剛さん
「回収された飛沫防止パーティション。約2トン集まっています」
これらは飲食店やオフィスなどで使用されていたものです。
アクリルなどでできているパーティションを砕いて溶かし、アクリル板や文房具などとして再生します。
5類になる8日以降には30トン以上集まる見込みで、10月ごろからリサイクルを始めます。
緑川化成工業 中村剛さん
「パーテーション自体が、再資源化できるものだと周知してもらいたいです」
大量廃棄を防ぐ仕組み作りが急がれます。
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