「定例会見で説明する」。その言葉通り、静岡市の清水庁舎と新たなサッカースタジアムについて言及です。難波喬司市長は4月25日、この2つを一体的に整備するという構想を改めて否定しました。

<静岡市 難波喬司市長>
Q現時点では、庁舎とスタジアムを一体で整備する案を選択していない?
「選択していない。(2つは)全く別物だと思っている」

25日の定例会見でこう強調した難波市長。清水庁舎をめぐっては、難波市長が新たなサッカースタジアム候補地となっているJR清水駅東口への移転を考えていると一部で報じられました。

難波市長は、これを「事実と異なる」と否定し、清水庁舎については今の建物を改修する案を尊重すると発言。また、2023年度中には、現庁舎の耐震性の解析に取り組むとしました。

<静岡市 難波市長>
「建物だけを揺らす場合と、地盤の揺れを考慮した建物の揺れを解析するのか、どういう解析手法を用いるのかを決めることがまず必要。それさえ決まれば1年で十分結果は出る」

一方、新たなサッカースタジアムに関しては、市が率先して計画案を描かないと主張。さらに投資判断をする民間企業を増やすため、候補地となっているJR清水駅東口近くの遊休地について、土壌汚染の可能性や津波対策の必要性などを細かく調査し、結果を提示することが重要と指摘します。

<静岡市 難波市長>
「民間の投資判断の時は、分からない項目は全てコストに上乗せして計算することが普通。条件設定が一番必要でそれを示すことが一番早くプロジェクトを進めることになると思っている」

2つの施設についての考え、難波市長が何を根拠にしたか解説します。清水庁舎の改修案を尊重していることについて、JR清水駅東口には庁舎の移転先としては十分な土地がないこと、建て替えには時間を要することを理由に挙げていました。

次に、スタジアムの計画案を市が率先して示さない理由は、民間などの多様な発想を狭めてしまう可能性があるからと説明しています。

ただ、先行してやらないだけで今後、市の考えを示すことはあるとしました。また、それぞれ温室効果ガスの排出量にも配慮した施設にするなど、長期間の使用を踏まえる必要性も訴えていました。