デジタルカメラやスマートフォンのカメラなどの研究や開発に貢献したとして、静岡大学の特任教授が放送業界で国際的に権威のある賞「エミー賞」の技術部門を受賞し、浜松市で4月24日、喜びを語りました。
<静岡大学 電子工学研究所 寺西信一特任教授>
「非常に光栄でありうれしい気持ちです」
「技術・工学エミー賞」を受賞したのは、静岡大学電子工学研究所の寺西信一特任教授です。「技術・工学エミー賞」は放送業界では国際的に最も権威のある賞で、国内では過去に青色発光ダイオードの発明で受賞をしています。
<伊部桜輔カメラマン>
「私たちが普段使っている業務用のHDカメラです。レンズを外すとこの奥に見えるのがイメージセンサです」
イメージセンサとは、デジタルカメラのレンズから入った光を電気信号に変換する装置です。寺西特任教授はイメージセンサに使われている埋込フォトダイオードを発明。これにより飛躍的な画質の向上と暗闇でも鮮明に映し出す高感度化を実現しました。
左側の従来のフォトダイオードと比べた場合、埋込フォトダイオードは人形が鮮やかにはっきりと写ります。
<静岡大学 電子工学研究所 寺西信一特任教授>
「左側の写真は人形のあごの部分を見ると、ザラザラして変な色がついています。それに対しまして、埋込フォトダイオードの方ではアゴの部分がつるっとして元通りのかわいい状態になります」
今後、顔認証システムや自動車の運転補助、そのほか、細胞観察の医療用への展開も期待されています。約45年もの間、高性能化の開発に携わった寺西特任教授。会見の最後に今後の夢を語りました。
<静岡大学 電子工学研究所 寺西信一特任教授>
「技術者の社会的地位を向上させていきたい。技術者になりたいという子どもは、なかなかいません。ものづくり技術に対して子どもたちの関心を向けていきたいとそんな風に思っております」
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