海保と警察などが24日、停泊中のフェリーで不審者への対応訓練を行いました。G7仙台会合が5月に迫っていることを踏まえ連携を確認しました。

太平洋フェリー「きたかみ」船上で行われた訓練には乗組員や海上保安官、警察官らおよそ30人が参加しました。


高橋未来記者:
「今、刃物を出しました」

酒に酔った男が、船内で刃物を持って暴れ出したという想定のもと、乗組員らがさすまたや盾を使いながら不審者を確保しました。

高橋未来記者:
「今、乗組員が不審者を取り押さえました」

第二管区海上保安本部警備救難部 福元竜介警備課長:
「官民で一体となった不審者の対応というのをやっていければという風に考え、この時期に行っております」

第二管区海上保安本部警備救難部 福元竜介警備課長

この訓練は、5月12日から「G7科学技術大臣会合」が仙台で開催されるのを踏まえたものです。沿岸で要人の会合が行われる予定はありませんが、二管本部は、官民で連携を強化することで万全の警備体制を目指すとしています。