岡山市出身で、茶を飲む風習を日本に広めた臨済宗の開祖、「栄西(ようさい)」をしのぶ茶会が岡山後楽園で4年ぶりに開かれました。

栄西は約800年前に茶を飲む風習を中国・宗から日本に持ち帰ったとされ、「茶祖」と呼ばれています。茶会はこの遺徳を称えようと開かれているもので、ここ3年は新型コロナの影響で中止となっていました。

後楽園の能舞台では京都の速水流の家元が、栄西をまつった祭壇に茶を捧げました。

また園内では茶道の6つの流派が茶席を設け、来園者をもてなしました。

(来園者)「あっさりしている感じで、とてもおいしかったです」

(来園者)「お天気もよくて、楽しませていただいています」

(来園者)「私たちがお茶を飲めるのは、栄西さんのおかげでございます」

訪れた人たちは茶の味を楽しみながら、郷土の偉人の功績に思いを馳せていました。