来月開催されるG7広島サミットを前に、22日、長崎市で核兵器廃絶の取り組みを市民と一緒に考える市民講座が開かれました。

中国新聞 ヒロシマ平和メディアセンター長 金崎 由美さん:
「(核兵器廃絶実現に向けて)広島と長崎、両方の声が必要です」
長崎大学 多文化社会学部 西田 充 教授:
「核抑止について(広島・長崎が)どういう風に発信していくのか(が重要)」


長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)が開いた22日の市民講座には、125人が参加。
講座では 広島の新聞社で平和報道に携わる記者や、長崎大学の核廃絶研究の専門家らが、被爆地でサミットが開催される意義などについて、参加者と意見を交わしました。

参加した市民:
「非常に勉強になりました。世界全体で考えていければいいなっていうのが私の願いです」

被爆者 田中 安次郎さん:
「被ばくの実相をしっかり見てもらって聞いてもらって、核兵器はこんなに恐ろしいものなんだということを認識してもらいたいと思う」
核兵器廃絶市民講座は、今年はあと3回、長崎原爆資料館ホールで開かれる予定です。