41年ぶりの歴史的な物価上昇。“インフレによる格差”が広がり、消費の現場では高価格商品と低価格商品の二極化が進んでいます。
都内のコンビニ。物価高で売れ筋に変化が起きています。
ファミリーマート ムスブ田町店 高安弘店長
「低価格帯ですと、こちらの生コッペパンもお買い求めになりやすい」
たっぷりたまごが入ったパン。138円という安さが支持され、去年のおよそ3倍売れています。一方で…。
ファミリーマート ムスブ田町店 高安弘店長
「こちらは税込で398円となっています」
価格はちょっと高めのカツサンドも2倍以上の売り上げに。「厚切り」で満足感が高いといいます。
ファミリーマート広報部 樋口雄士さん
「価格に対する意識も高まっておりますので、シーンによって二極化が進んでいる」
低価格の商品と付加価値の高い商品の二極化。
他のスーパーなどでも…
イオン 吉田昭夫社長
「消費者の二極化をこれほど強く感じた1年はございませんでした」
ローソン 竹増貞信社長
「まさに二極化が必要だと。中途半端な商品は駄目だってことですね」
背景にあるのは物価高です。きょう発表された2022年度平均の物価上昇率は3.0%。41年ぶりの歴史的水準です。特に顕著だったのが、食品や光熱費、携帯電話など生活に欠かすことのできないモノ。前の年より10万円の負担が増えたと試算されていて、所得の低い人により深刻な影響を及ぼしています。
「おにぎりかパンか選んでください」
毎週、生活に困っている人に食事を配っているNPOです。おにぎりやパンの配布に80人以上が列を作っていました。
店を失った男性
「経営していたラーメン店が廃業、収入がなくなり食べるものにも困る状況で、先週から並んでいます」
これまでギリギリ生活できていた人が貧困に陥っているといいます。
NPO法人 TENOHASI 清野賢司事務局長
「昔は若い人とか、女性なんかいなかったんですけども、少しでも家計を節約しようとしてここに来たという方が増えてます。非課税世帯に給付金を出せばOKだとか、電気代を補助すればOKだということではない」
政府の現金給付などの支援策は、働けど苦しい世帯には届いていないと話します。
コロナ禍や歴史的な物価高が浮き彫りにした格差。食品の値上げは今年もすでに2万品目以上。家計への負担は去年よりさらに5万円程度増えるとの試算もあり、格差や二極化はさらに広がりそうです。
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