坂戸幸雄さん:
2人ともいずれは会社を持ちたいという思いがある中で、ゼロから自分達で会社を作るのと、元々ある会社を引き継がせていただくのではリスクとか手間が全然違う。

きっかけはデザインから型紙を作るパタンナーをしていた順子さんが、取引先の企業が事業を辞めようとしていると知ったことでした。
その企業は兵庫県にあった会社でしたが、事業承継し上野原市で製材所だった空き物件を縫製工場にリノベーションし稼動させたのです。

幸雄さん:
コンクリートの天井や柱はもともとあった状態から使わせてもらった。

上野原市を選んだ理由は、取引先のアパレルブランドのほとんどが東京にあるため。立地がいいことが決め手でした。

幸雄さん:
四方津駅は駅周辺はすごく自然が多い。歩いて6、7分とすごく立地が良い。

さらに事業承継に合わせて、兵庫県の会社で4人いた従業員のうち3人も移住してきました。