先月行われた柔道の全国高校選手権で宮崎日大高校の福永葉子選手が日本一に輝きました。
両親に支えられながら初めて掴んだ頂点です。

全国高校選手権 個人52キロ級で初の日本一

スローガンは「気魄」。
気持ちを全面に出した柔道で日々練習に励んでいる宮崎日大高校柔道部。
今年1月に行われた全国高校選手権宮崎県予選の女子団体で5大会連続の優勝を果たした強豪です。


そのメンバーのひとり、福永葉子(ふくなが はこ)選手が、全国高校選手権の個人・52キロ級で初めて日本一に輝きました。

(宮崎日大高 福永葉子選手・3年)
「今までやってきたことが報われた気がしてすごくうれしかった」

一番の武器は力強い「内股」

福永選手の一番の武器は、この力強い内股。普段から男子と組んで練習を行っています。


(宮崎日大高 福永葉子選手・3年)
「男子は力も強くて技術もあって、自分より強い相手ばかりなので、そういう力の強い相手とやることで、試合の時に楽に勝てると思って」

指導にあたる三澤寿栄監督も、福永選手の強さについてこう話します。

(宮崎日大高 三澤寿栄監督)
「根っからの負けず嫌いで、練習が終わった後も自分で納得ができないところは残って研究したりトレーニングをしたりする、そういった努力の先にある彼女の柔道スタイル」

毎日、部活の見学に

兄の影響で3歳のときに柔道を始めた福永選手。そばでずっと支えてきたのが父の健一さんです。

今でも、ほとんど毎日、部活の見学に訪れています。


(宮崎日大高 福永葉子選手・3年)
「誰かに見られている感覚があるとすごくやる気が出る気がするので、すごく助かっている」