2011年の原発事故で帰還困難区域となっていた飯舘村・長泥地区の特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示が5月1日午前10時に解除されることになりました。

【飯舘村・杉岡誠村長】「私の方から5月1日午前10時の避難指示解除を提案し同意をいただきました」
飯舘村の長泥地区は村の南部にあり2011年の東京電力福島第一原発事故で帰還困難区域になりましたが、地区の面積の約17パーセントを復興拠点に定めて先行して除染や環境整備を進めてきました。
飯舘村と国そして県は15日午前、長泥地区の復興拠点について「除染とインフラの整備が進んだ」として避難指示を来月1日午前10時に解除することで合意しました。長泥地区は現在226人が住民登録をしていますが去年9月からの準備宿泊は3世帯7人の登録にとどまっています。

また復興拠点の外にある曲田地区で整備を進めている公園とその周辺についてもあわせて避難指示を解除することを申し合わせました。
原発事故で帰還困難区域となった6町村に設定された復興拠点は、これですべて避難指示が解除されることになります。