「幻の桜」が早くも見頃です。福島県北塩原村の桜峠では、オオヤマザクラが咲き競い、訪れる人の心を癒しています。

安部遼アナウンサー「北塩原村の桜峠に来ているんですが、この景色、美しいです。サクラの花に彩られて、ここだけ別世界が広がっています!」

北塩原村の桜峠では、およそ3000本のオオヤマザクラが見ごろを迎えています。オオヤマザクラが咲き競うこの場所は、以前は村が運営する牧場でしたが、2001年の敬宮愛子さまのご誕生を記念して、翌年に植樹したということです。

標高およそ800メートルの山あいは天候が安定せず、花が咲いている期間も短いことなどから「幻の桜」とも呼ばれています。まだ雪が残る中、今年は例年より10日ほど早く見頃を迎えました。

14日は平日にもかかわらず、見ごろを迎えたオオヤマザクラを一目見ようと、たくさんのお客さんで賑わっていました。

埼玉から来た60代女性「山あいの中にきれいに咲いているのがとても美しいなって思って。」
新潟から来た70代男性「いいですよね。こういう風に見られるところは少ないから、上から見ると迫力ありますよね。」

安部アナ「500メートルほど先にあるサクラを見るために利用する駐車場が、今年から有料となりました。」

駐車料金は普通車が500円、バイクは300円となっていて、駐車場の管理や環境保全などに使われるということです。

北塩原村商工観光課・大島瑶子主事「非常に短い期間しか咲かないサクラなので、今ここでしか見られない風景をぜひみなさんに見ていただけたらと思います。」

村によりますと、オオヤマザクラは天候にもよりますが、4月18日(火)ごろまで楽しめそうだということです。