年々増加している、福島県内の子どもたちの不登校について考えます。

そもそも「不登校」とは、1年間で30日以上登校していない状態を指します。

県内の不登校の子どもは、ここ5年間の推移を見てみると、年々増加していて、2017年度が1862人、2021年度は2875人と、およそ1000人も増えています。

この背景は、県によりますと、ここ数年は、新型コロナウイルスの影響が大きいとされています。コロナ禍で教育活動は制限されていて、屋外で遊ぶ機会も減っているため、子どもたちが閉鎖感を抱いているといということなんです。

新型コロナは、子どもたちの精神的な部分に大きな影響を与えています。実際、2021年度の不登校の理由を見てみると、理由はさまざまですが、なかでも「無気力・不安」がおよそ4割を占めているということです。