「不登校」の解消に向けた、新たな取り組みです。不登校となった小中学生の悩みをオンラインで受け付ける相談窓口が福島市に開設されました。

県教育委員会・大沼博文教育長「公立小中学校において増加する不登校児童、生徒への対応が喫緊の課題となっている」

福島市の県教育センターに設けられたのは、県が運営する「不登校児童生徒支援センター」です。

県などによりますと、県内の公立小中学校で、2021年度に不登校となった子どもはおよそ2900人に上っています。不登校の子どもたちの支援として、県はこれまで県内24の小中学校を対象に担当の教員を配置して、個別に対応にあたっていました。

しかし、県内では、不登校の子どもが年々増えていて、さらなる対応策として今回、県が支援センターを設置しました。センターでは、教員など3人が常駐し、オンラインを活用して子どもたちの学習の相談にのるほか、子ども同士の交流の場を設けています。

県義務教育課・川井孝寿課長「子どもたちには輝かしい未来がある。ぜひ、自分の今の思いを我々に安心して伝えてほしい」

支援センターでは、県内の学校と連携しながら子どもたちの対応にあたるとしています。