福島県郡山市で、電話をしながらATMを操作していた高齢の男性に声をかけ、なりすまし詐欺被害を未然に防いだ郵便局長の男性に、警察から感謝状が贈られました。
なりすまし詐欺被害を防いだのは、郡山市役所内郵便局の伊藤陽一局長です。
伊藤さんは、4月3日の夕方、郵便局の閉局作業中に、郵便局の向かいにあるATMで、大声で電話をしている70代の男性を見つけました。
その際、男性はATMの操作にとまどっていたといいます。
男性の様子が気になった伊藤さんは、ATMまで向かい、男性に対して、手でバツマークを作り、電話をやめるようにアイコンタクトを送りました。
その後、男性は「電話料金をきょう中に振り込んで欲しいと電話があってATMに来た」「使用した覚えのない料金の話だった」と伊藤さんに話したということです。
伊藤さんは、男性にその電話は詐欺であると説得し、警察に通報しました。
感謝状を受け取った伊藤さんは「被害を防ぐことができてよかった」と話しました。また、男性からは「周りに相談できる人がいなかった。伊藤さんと話ができてよかった。」と感謝されたということです。
警察は、電話をしながらATMを操作している人を見かけた際は、該当の金融機関や警察に連絡してほしいと呼びかけています。















