作家・演出家・俳優として活躍する、松尾スズキさんが、京都芸術大学・舞台芸術研究センターの教授に就任したことが、京都芸術大学から公表されました。
松尾スズキさんと学生が共に舞台芸術作品を創作するプロジェクトがスタートし、来年2月に京都芸術劇場 春秋座 (京都芸術大学内)で作品が発表されるということです。

松尾スズキさん

行われるプロジェクトは広報文によると「松尾スズキ教授と共に舞台芸術作品を創作するプロジェクトです。全学科の学生に対して募集・選抜を行い、最終成果として作品を京都芸術劇場 春秋座で発表します。作品は読売文学賞受賞作でもある『命、ギガ長ス』(作:松尾スズキ)。場面ごとに演者を入れ替える形で上演を目指します。演劇創作における発想の仕方や身体論まで舞台芸術のみならず芸術全般を考察し、その特性について理解した上で、舞台芸術作品公演を行う実践的なプロジェクトです。」と記されています。

「命、ギガ長ス」(作:松尾スズキさん)




【 松尾スズキさん プロフィール 】

作家、演出家、俳優。1988年大人計画を旗揚げ。多数の作品で作・演出・出演を務める。

97年「ファンキー!~宇宙は見える所までしかない~」で第41回岸田國士戯曲賞受賞。
08年映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で第31回日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。
小説「クワイエットルームにようこそ」「老人賭博」「もう『はい』としか言えない」は芥川賞候補に、主演したテレビドラマ「ちかえもん」は第71回文化庁芸術祭優秀賞ほか受賞。
19年には正式部員は自身一人という「東京成人演劇部」を立ち上げ、「命、ギガ長ス」を上演、同作で第71回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。
20年よりBunkamuraシアターコクーン芸術監督に就任。

【担当:芸能情報ステーション】