陸上自衛隊のヘリが宮古島周辺で消息を経った事故から13日で1週間が経ちます。
12日も機体の一部が新たに見つかっていますが、乗員の捜索は難航しています。
上江洲記者「陸上自衛隊のヘリが消息を絶ってからきょうで1週間となります。今朝も自衛隊員らが海での捜索へと向かっていきます」

今月6日に陸上自衛隊のヘリが消息を絶った海域に近い伊良部島の佐良浜漁港では、けさ自衛隊員が小型のゴムボートに乗り込んで出港し、島沿岸部の捜索に当たりました。
自衛隊はきょう(13日)も海底の状況を音波を使って調べる事が出来る掃海艇など艦艇4隻航空機6機を出して捜索を続けていて、その他、陸上からは290人態勢で海面の監視などを行っています。
捜索する海域は徐々に広がっていて、12日午後にはあらたに機体のドアの一部や内部のパネルなどが回収されていますが、乗っていた隊員10人の発見につながるような手がかりはまだ見つかっていません。

一方、事故の原因については最後の無線交信からレーダー上で機影が消えるまでのおよそ2分間に突発的な異変が起きたと見られていますが、防衛省の幹部は、「人為的なミスか機体の不具合か、現状では全く分からない」と打ち明けています。