気象庁によりますと、黄砂が西日本ではきょう(12日)午前、九州地方・中国地方の一部エリアで観測されたということです。
黄砂が観測されている地点と、視程(水平方向で見通しの効く距離)は以下の通りです。






■九州北部地方(山口県を含む)午後2時までに観測
・山口県下関市竹崎 9キロ
・福岡県福岡市中央区 8キロ
・佐賀県佐賀市駅前中央 9キロ
・長崎県南山手町 9キロ
・大分県大分市長浜 8キロ
・熊本県熊本市中央区京町 9キロ
■中国地方 午後2時までに観測
・島根県松江市西津田 5キロ
・鳥取県鳥取市吉方 10キロ
・広島県広島市中区 12キロ
・岡山市北区津島 8キロ
■北海道・東北地方 午後2時までに観測
・秋田県 8キロ
・青森県 9キロ
・北海道稚内市 8キロ
気象庁によりますと、黄砂は西日本ではきょうからあす(13日)昼ごろにかけて、東日本にはきょう昼ごろからあさって(14日)未明にかけて、広い範囲で飛来する見込みです。
これは、雪解け後の大陸の黄土地帯で舞い上がった土や砂が上空の風に運ばれてくるためで、きのう(11日)午前9時現在で、中国の華北・東北区では視界が2キロ未満となっているところもあったということです。
気象台では、今後街で視界がかすむ恐れもあり、交通への影響も懸念されているため注意を呼び掛けています。
また黄砂が飛来するエリアでは、洗濯物などを屋外で干す際は注意が必要です。またアレルギー体質や呼吸器に疾患がある方は十分に注意してください。