土石流災害によって立ち入り禁止となっている「警戒区域」について、静岡県熱海市は9月1日に警戒を解除する考えを4月11日、明らかにしました。
<熱海市 斉藤栄市長>
「砂防堰堤が完成し、(土石流の)源頭部の不安定な土砂の撤去が5月末に予定されていることから、9月1日を警戒区域の解除予定日といたします」
熱海市は11日夜、住民説明会を開き、土石流災害の被災地、伊豆山地区に設けられている立ち入り禁止の「警戒区域」を9月1日に解除する方針を明らかにしました。これまで市は解除の目安について「夏の終わりごろまでに」としてきて、具体的な日程を示したのは初めてです。
熱海市は警戒区域の解除に先立ち、届け出制で5月中旬から「一時立ち入り」を認め、建物の修繕作業は7月から可能になる予定です。
避難生活を送っている住民は132世帯227人(4月11日時点)。9月1日に警戒区域が解除されてもライフラインの復旧が間に合わず、帰還できる被災者は一部にとどまる見込みです。
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