岸田総理はヨルダンのアブドッラー2世国王と首脳会談を行い、緊張状態が続くイスラエルとパレスチナ双方に自制を呼びかけるとともに、日本としても中東地域の安定に貢献していく考えを示しました。

岸田総理
「ヨルダンは地域の平和と安定の要であり、日本として貴国との戦略的パートナーシップを通じ、地域の安定に貢献していきたいと考えております」

首脳会談はおよそ30分間行われ、両首脳は日本とヨルダンの戦略的パートナーシップをさらに深めていくことで一致しました。岸田総理からは戦略的パートナーシップを通じて、日本としても緊張の高まる中東地域の安定化に貢献していく考えを伝えました。

岸田総理
「高い緊張状態にあるイスラエル、パレスチナ情勢について、国王陛下と深刻な懸念を共有いたしました。これ以上の状況の悪化を防ぐためにも、2国間解決の実現を妨げるような、あらゆる一方的な措置が自制されるべきです」

また、イスラエルとパレスチナをめぐる中東情勢についても深刻な懸念を共有し、岸田総理は双方に自制を呼びかけました。

共同記者発表では、2国間のサイバーセキュリティ協議の立ち上げも表明され、岸田総理は日本とヨルダンの安全保障と防衛の協力を強化していく考えを示しました。