水島臨海鉄道は新型コロナや原油価格高騰の影響を受けて、10月1日から旅客運賃の値上げを申請したと発表しました。全体平均で10.5%の値上げの申請です。

水島臨海鉄道はきのう(10日)に国土交通省中国運輸局へ旅客運賃の変更認可申請書を提出しました。

水島臨海鉄道によりますと、輸送人員が新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込み、2022年末推定で約146万人とコロナ禍前から2割以上の減少が続くほか、昨今の原油価格の高騰が大きな負担となっていることなどから、1995年11月の運賃改定以来、28年ぶりに運賃改定を行うということです。(消費税の税率引き上げに伴う改定を除く)

改定率は定期外が10%、通勤定期が12.4%、通学定期が9.2%で、全体平均で10.5%の値上げです。

普通旅客運賃の値上げは、4キロまでが190円から210円、4キロを超え7キロまでが250円から270円、7キロを超え10キロまでが330円から360円、10キロを超える350円から380円です。

通勤定期の値上げは1か月4キロまでが6720円から7500円、通学定期は1か月4キロまでが3960円から4350円などとなっています。