隊員10人を乗せた陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶ってから一日。隊員の行方は今も分かっていません。
浜田靖一 防衛大臣
「本日から捜索のための陸上部隊を初動の20名から200名以上の規模に大幅に増派するなど、捜索・救助の態勢をさらに強化しているところ」
事故が起きたのは、きのう午後4時前。第8師団長ら10人を乗せたヘリは午後3時46分に宮古島分屯基地を離陸すると、その10分後、伊良部島と宮古島の間の海域でレーダーから航跡が消えました。
その後の防衛省への取材で消息が分からなくなる2分前、ヘリと下地島空港の管制との間で無線での交信があったことが新に分かりました。
一体、ヘリに何が起きたのでしょうか…
現場海域では自衛隊や海上保安庁が24時間態勢で捜索を行っています。午後からは海上自衛隊の掃海艇も水中捜索のための作業に入りました。
これまでに現場海域では、機体の一部と見られる窓枠などが見つかっていますが、防衛省はきょう、「陸上自衛隊」と書かれた救命ボートについて、消息を絶ったヘリコプターに積まれていたものだと明らかにしました。
一方、10人の隊員は今も行方が分からないまま…
搭乗していた内の一人、第8師団の坂本雄一師団長(55)は九州南部の防衛を担う第8師団およそ5000人のトップで、中国が海洋進出を強める中、南西諸島防衛のキーマンの一人とされる人物です。師団長には先月、着任したばかりでした。
陸上自衛隊第8師団 坂本雄一 師団長(先月31日)
「(日本は)中国・北朝鮮・ロシアに囲まれて、極めて厳しい安全保障環境にある。任務を完遂するというところ、隊員とともに一緒にやっていきたい」
浜田靖一 防衛大臣
「現場周辺の捜索を行っておりますが…、機体に搭乗していた第8師団長・坂本陸将、他9名について現在の発見に至っておりません。引き続き、行方不明となっている10名の人命の捜索に全力を尽くす」
陸上自衛隊幹部は、こんな懸念も示しています。
陸上自衛隊幹部
「南西防衛のトップが不在の状態で、この瞬間、日本の防衛網が不安定になっていることは間違いない」
防衛省によるとヘリは、消息を絶つ2分前に下地島空港の管制と交信を行っていたということですが、その内容は分かっていません。また、救難信号も確認されていないということです。
先月下旬にはヘリの点検を行い、異常は見られなかったということで、防衛省は事故調査委員会を設置し、事故の原因を調べると共に行方の分からない隊員の捜索を続けています。
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