松野官房長官は、台湾の蔡英文総統とアメリカのマッカーシー下院議長の会談について直接の評価は避けたうえで、台湾問題が対話により平和的に解決されることを期待するという従来の立場を強調しました。

松野官房長官
「ご指摘の件については、その後の動向も含め政府として大きな関心を持って注視しています」

松野官房長官は会見でこのように述べるにとどめ、両者の会談についての直接の評価は避けました。

その上で、「台湾海峡の平和と安定は我が国の安全保障はもとより、国際社会全体の安定にとっても重要だ」と述べ、台湾問題が対話により平和的に解決されることを期待するという従来の立場を強調しました。

また、中国への働きかけや同盟国、同志国との連携といった外交努力を今後も続けていく考えを示しました。