山梨県内中小企業の合同入社式が行われました。
新入社員以上に嬉しそうな表情なのが経営者です。
この笑顔の理由とは…
合同の入社式は他の企業との同期の結びつきを期待して県中小企業家同友会が実施したもので、今年は過去最大規模の26社から50人の新入社員が参加しました。
新卒は28人、中途採用は22人で年齢は18歳から49歳と幅広くなっています。
新入社員代表 漆崎楓さん:
関わる方全員に誠実に、そして自分がまず楽しく仕事ができたらいいなと思っています。
記念撮影では緊張した面持ちの新入社員より経営者たちの方が嬉しそうにも見えます。
その理由は・・・
県中小企業家同友会 田中昇 代表理事:
私たち中小企業は人材難に苦しまれているのは現状の事実。
今回参加した企業は学生時代のうちに関係を築くことや、採用コンサルタントの活用など「人の確保」に頭を悩ませています。
経営者たちは:
「(人を)確保するのは大変は大変ですよね、すごく」
「(今年は)紹介で来ていただいた感じなので、普通に一般に募集していてもなかなか…」
「多様化しているのでどこにリーチして良いのかがなかなか難しいところ」
人材確保が困難な背景を人事コンサルタントの専門家は次のように指摘します。
HRDサポート 樋口しのぶさん:
(人の)数の問題とスキルを有している人が採れないという両方が複合的に今起こっているのだろうなというのがあります。
人の奪い合いになるので同業他社ではなく全ての業種業界問わず、ある意味人(の確保)に関してはライバルになる。
その中で中小企業の人材確保に求められることとは?
樋口さん:
最近言われているのがパーパス経営。
お給料で競争しちゃうと大企業に負けちゃう。お給料で競争しないためにもどういう事が私たちは社会に影響を与えられているし、今後こういう夢をかなえていきたいと思っている、だから一緒にやってもらいたいと、そこをはっきりと明確に打ち出せるかどうかがとても重要になって来る。