新年度が始まり、まもなく新学期が始まります。わくわくしているお子さんも多いのではないでしょうか。
しかし、気を付けなければいけないのが、通学中の事故や犯罪です。
どのような点に気を付ければいいのか、注意点を取材しました。
宮崎県内 小学生の交通事故 去年は1人死亡30人以上がけが
まもなく始まる新学期。しかし、子どもたちが巻き込まれる事故は後を絶ちません。
千葉県では、おととし、小学生の列にトラックが突っ込み、2人死亡3人負傷する事故がありました。
宮崎県内では、毎年、小学生がからむ交通事故が50件程度、発生。
去年は、1人が死亡し、30人以上が負傷しました。

そして、過去5年間に県内で発生した小学生の事故をみるとある特徴があるといいます。
(宮崎県警察本部交通企画課 前田紀史 交通調査官)
「小学校1、2年生で約半分を占めている。小学校1年から3年生の低学年では全体の約7割になる」

夕方の下校時間帯、学校が終わって気が緩むような状態
低学年がまきこまれることが多い交通事故。
さらに、事故が発生する時間帯にもある特徴が…
(宮崎県警察本部交通企画課 前田紀史 交通調査官)
「夕方の下校時間帯、学校が終わって気が緩むような状態、その場合に事故が多くなる傾向がある」

実際、宮崎市内の通学路に行ってみると…
(渕 雅顕 記者)
「宮崎市の大宮小学校前の通学路です。こちら道幅も狭くガードレールのない道路ですが、子どもたちの下校時間帯、車の通りも多く感じられます」
宮崎県警察本部が、おととし、県内の通学路を点検した結果、標識や信号機の設置が必要など、対策が必要な危険か所が195か所見つかったということです。

しかし、すべての道路の整備を進めることは難しいのが現状。
道路では、緊張感を持つようにと子どもたちに伝えることが重要です。
(宮崎県警察本部交通企画課 前田紀史 交通調査官)
「初めて通る道もそうですし、2年生以上になりますと慣れてしまって緊張感を失いやすい良い場合もあります。今一度、1年生の気持ちに戻ってもらって緊張感を持って歩いていただくということが大事かと思います」
