JR西日本岡山支社とJR四国は、直近の運輸収入を発表しました。いずれも去年の同じ時期と比べて大幅に増えていて、ともに、新型コロナの影響が縮小してきているとみています。

JR西日本岡山支社によりますと、運輸収入は、今年1月が対前年比で141%、2月は193%となりました。感染拡大前の2019年と比べると1月は83%、2月は82%と、コロナ前の水準に戻りつつあります。

(JR西日本岡山支社 藤原乗将支社長)「少し前の酷い状況に比べると回復傾向にあると思っています。状況を見ながらしっかりご利用いただけるような方策を考えていく必要がある」

一方、JR四国の定期券を除く今年2月の運輸収入は、12か月連続で前年同月を上回り、18億3700万円となりました。2月後半からはコロナ前の80%強まで戻り、新型コロナの影響がさらに縮小してきているとみています。

こうした中発表されたJR四国グループの来年度の事業計画は、「反転攻勢を図る」との位置づけで、営業収益の計画を今年度の415億円から来年度は496億円に引き上げています。