多様性を重視して男女で分けないトイレの設置や、脱炭素に向けた取り組みを促すオフィスが登場しました。

きょう、日建設計が新たに公開した本社オフィス。

記者
「こちらのトイレ、いわゆる男女のマークがついていません。誰でも使えるトイレなんです」

多様性を重視し、トライアルとして「男女」で分けるのではなく、使う「目的別」に作られたトイレが設置されています。

全て個室で、他の使用者とすれ違うのが気まずい場合は、入り口のマップで使用中の個室を確認することができます。

また、社員が複数のフロアに散らばっている場合、節電などのために同じフロアにいくよう勧めるなど脱炭素につながる行動を促すアプリも開発。アプリに従って行動するとポイントがたまり、コーヒーなどと交換することができます。

そのほか、建築の図面を実際のサイズで体感できる空間や、オフィスの色々な場所で野菜を育てるなどの取り組みを行います。

日建設計の西村浩副社長は、「トイレについて社員の誰もが使いやすいトイレを考えた」と話しています。

コミュニケーションの活性化を図るとともに、多様性を取り込み、テレワークが浸透する中でオフィスに出社したくなるような付加価値をつける狙いです。