共産党の志位委員長が岸田総理に対し、日中関係の改善を申し入れました。共産党トップが総理に対して直接提言するのは異例です。

共産党 志位和夫委員長
「ぜひ外交努力によって前向きな打開をお願いしたいということを提起をいたしました」

共産党の志位委員長が国会内で岸田総理と面会し、日中関係の改善を提言しました。

提言では、日中の間でこれまで▼「互いに脅威とならない」と合意しているほか、▼尖閣諸島の領有権をめぐり、「対話と協議」を通じて問題を解決することが確認されていることなどを指摘。それらを土台に日中関係の「前向きの打開」を求めています。

提言に対し、岸田総理は「日中両国関係が建設的で安定的な関係に向かうように外交を強めていきたい」と述べたということです。

共産党が総理に提言するのは3年ぶりだということです。