フランスでは年金改革法案に反対するためのストライキの影響で、エッフェル塔など有名観光地も営業を止める事態となりました。

記者
「きょうはエッフェル塔でもストライキ。長引くストの影響はフランス国民だけにはとどまりません」

フランスでは年金の支給開始年齢を現在の62歳から64歳に引き上げる年金改革法案が強制採択され、28日も撤回を求めるデモやストライキが全土で行われました。その影響で凱旋門やベルサイユ宮殿が閉鎖や閉館に、エッフェル塔では展望フロアまで上がることができなくなりました。

イギリスからの観光客
「とても残念です。ロンドンから来たんですが、6歳の娘が上りたがっていたので」
ギリシャからの観光客
「ストライキは権利ですから理解しています」

今回のデモを巡っては、予定されていたイギリスのチャールズ国王のフランス訪問が延期になるなど国際的な行事にも影響が出ています。